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川崎市上下水道局との懇談会

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3月24日(水) 2時から  1時40分川崎駅改札出たところの時計に集合   市役所第4庁舎4階第7会議室  ① 富士山噴火、地震等で水道施設の稼働が止まった時の対処 ② 生田浄水場のさく井の活用について、全市の井戸の活用を ③ 災害時の水道水を市民にどう届けるか ④ リニア新幹線建設は川﨑の水源や地下水(井戸)にどのような影響があるか   などを質問と要望に答える形で懇談します。 153万市民に市内の浄水場たった1か所で大丈夫でしょうか? 地震など災害対策には水源と浄水場複数配置を、市内全域で井戸水(地下水)のさらなる有効活用を、多摩区の生田浄水場の復活を! 生田浄水場とは  生田浄水場は1938年に多摩川の伏流水を水源としてスタートし78年間市民に安全で美味しい水道水を供給してきました。 給水能力は9.3万トン(㎥/日)です。これが廃止され、一方、工業用水には今も5万トン継続しています。工場にはきれいな地下水を供給し続け、 市民の飲料水はやめたのです。(市民運動で災害用井戸は7か所残りました) なぜ生田浄水場(上水)を廃止したのか    昭和40年頃から水道事業広域化政策をとり、多くのダムを造って開発業者や企業を潤したのです。神奈川県にも広域化が押し付けられ、 神奈川県内広域水道企業団(以下、「企業団」)がつくられ、丹沢湖・三保ダムを造り、さらに水が余っているのに宮ケ瀬ダム(約1兆円)を造りました。1960年代、川崎の工業界から、日量28万トン水道水を欲しいという増量要求がありました。高度経済成長と水需要が続くと予測して、市は企業団と日量50万トンの契約をしました。しかし、現在、工場の水需要は4万トンで、そっくり24万トンが余っています。それでも、50万トンの基本料金を支払い続けるのなら、企業団の水は多く使用して、水余りだから川崎の潮見台と生田の浄水場を廃止して費用を浮かそうとしたのです。現在は長沢浄水場1か所では153万市民の水道水の半量しか供給できないので、残り半分は企業団から56km先の水質の悪い小田原の酒匂川河口の水を高価な値段で買っています(企業団の西長沢浄水場)。 (企業団への支払いは年間80億円…この額で生田浄水場は更新できます。)

川崎市上下水道局への再質問とリニア新幹線

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川崎市上下水道局への再質問 12月28日に質問状を送付し、今年に入って14日舘経営課課長、筒井計画課課長と面談し、 質問の説明を行いました。回答書ができたら、上下水道局の会議室で説明を聞くことになりました。 川崎市上下水道局への再質問 2020年12月28日 かわさきの安全でおいしい水道水を守る会 町井弘明 10月12日は多くの上下水道局の方がおいでになり有効な学習会になり、ありがとうございました。 また市民の切実な意見も聞いていただき、今後の水道行政への要望として受けとめていただけた ことと思います。当日の質問・意見と新たにリニア新幹線建設と川崎水道の関連も心配な内容が あることが分かり、改めて質問書を提出する次第です。 お忙しいとは思いますがよろしくお願いします。1月に上下水道局に伺ってお話を伺いたいと思って います。 1  富士山噴火、地震等で水道施設の稼働が止まった時の対処 1.自家発電のほか長沢浄水場では東電の電力バックアップ2系統と自家発電、太陽光発電、電池で バックアップ可能との回答でしたが、 一般的に72時間と聞いていますが、どのくらいの時間 運転できるのでしょうか。自家発電が燃料不足で運転が止まった時その後の対策はあるので しょうかのか。 2.川崎市は電力業界などと川崎市非常時燃料業界協定を結んでいるとのことですが、どんな内容 ですか、また日本水道協会と協力体制をとっているとのことですがその内容を教えてください。 2 生田浄水場 さく井の活用について 1. 水質をみて、いい水質の井戸を残し、災害用に活用、現在、応急給水で使う井戸と、 水質の良くない井戸の土地の活用を進めているとのことですが、その後進展はあったの でしょうか 2.1台100トン膜ろ過装置 3台用意するとのことですが、 各区に川崎市の管理する井戸を 確保し、すべての区に3台準備することはできないのでしょうか。    3 開設不要型応急給水地点を設置することは市民にとって災害時の対応として歓迎ですが、 その場所に行けない人たちに水が届きません。そういう人たちへの対応はどのように対処する のでしょうか 1.災害時の東京からも応援給水があるとのことですがどのような場合応援があるのでしょうか、

10月12日 市民の意見を届けた川崎市上下水道局出前講座 

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10月12日 多摩市民館大会議室で開かれた学習会は市職員5名市民40名で、率直な意見交流ができました。 参加者の一人から次のような感想が寄せられました。生田浄水場復活の声も伝えられました。    「昨日の学習会、とても興味深く、大変勉強になりました。 特に、老朽配水管施設や浄水施設の耐震化が100%であり、全国的に見てもトップクラス である事、災害時に備えた開設不要型応急給水拠点(避難所となる全市立小・中学校) への整備が令和5年度で完了する事 ・長澤浄水場のろ過池への覆蓋化の完了 ・生田浄水場の水に関しても、浄水場は廃止されてしまって残念ですが、災害用さく井が7か所残されて 水質検査がなされようとしている事(工業用水の井戸6井だけでなく以前使っていた飲料用の井戸、使っていなか った水質の良い中野島の井戸も管理されている;町井注) などなど、川崎市の水の問題が進んでいる事(全てでは無いでしょうが)は、 皆さんの「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」の運動の成果なのではないでしょうか。 要望 生田浄水場用地の有効利用を図る事業について川崎市の事情によりいつでも用地の一部返還できるよう にしてください。 回答 用地を公用または公共用に供するため必要が生じたときは契約が解除できるように契約する。と私たち の要望が通りました。 なお回答の一部は以下の通りです 【質問4-1】(Ⅲ:再質問3) 近いうちに起こりうるとされている地震や、火山の噴火による火山灰に備えて151万人の水を確保するため にどのような対策を講じていますか。取水設備、導水設備、浄水設備、配水設備などの各設備の地震対策 及び火山灰対策について説明してください。 【回答】 本市の水道は、相模川水系を水源とした長沢浄水場と、酒匂川水系と相模川水系を水源とした神奈川県内広域 水道企業団からの受水により給水しています。 水源については、水源を共にする県内水道事業者や企業団等と連携し、相模川水系の相模ダム、城山ダム及び 宮ケ瀬ダムの一体的な総合運用や、企業団の施設を中心とした相模川、酒匂川の2水系の連携によりリスク 分散を図り、安定した水源水量を確保することが可能となっております。 施設については、本市の施設として、導水施設では第1導水ずい道と第2導水ずい道により2系統化しており、 浄水施設については長沢浄

川崎の水道は今どうなっているのか、災害時の水道は大丈夫か、生田浄水場の今後は 川崎市上下水道局出前講座

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10月12日(月)午後1時半から 多摩市民館3階 大会議室 ●川崎市上下水道局出前講座 テーマ①  川崎市の水道の今!    ②  耐震化、応急給水は? 災害時の水確保は大丈夫か    ③  生田浄水場の現状と今後は?  (川崎市上下水道局、経営企画課、水道計画課、水道管理課参加予定) コロナで活動が停滞していましたが、3月に出した川崎市上下水道局への要望と質問 に対する回答が届きました。 しかし不十分なことや不明なことがあり再質問しました。 川崎市の水道の実態がだいぶわかってきました。  そこで直接話を聞き、実態を市民に知ってもらいたいと計画しました。 会は生田浄水場復活が目的ですが、川崎市の水道がより良きものになるよう行政に 働きかけてきました。今回コロナの関係で定員の半分しか入れませんので広い会場を確保しました。  参加者からの自由な発言と意見交流したいものです。 ぜひご参加ください。

水は人権「水道の目的は憲法25条・生存権の保障」学習会

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次のような企画があります。 橋本 淳司(水ジャーナリスト)、近藤 夏樹(名古屋水道労働組合) 8月8日(土) 2時~4時 水道は、国民すべてに安全で安定的にいのちの水を届け、公衆衛生の向上を図ることを目的としています。しかし、水は公共の財産であり、水の適正な利用と水源の保護が国民に求められます。 いま、コロナウイルス感染症対策として各地で水道料金を減免する動きがありますが、水は「タダ」ではありません。 この分科会は、水道料金の仕組みや減免のための財源問題などに触れながら、水道広域化や民営化について共に考える機会として開催します。 自治体問題研究所HPで申し込こめます。        

上下水道局訪問報告2020年7月9日 出前講座開催要請

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7月7日川崎市上下水道局を訪問し、舘経営課課長と筒井計画課課長と会い要請をしました。毎年実施している水道局による出前講座を10月に開くことで調整することになりました。  また市が約束していた持ち運びできる膜ろ過装置が生田浄水場の配水工事事務所に保管されていることが分かりました。この装置は災害時川崎市が以前汲んでいたさく井(井戸)のところに持って行き。自家発電機で水を汲み膜ろ過装置を通過させて飲めるようにする装置です。1日100トンの飲み水が配水できます。 この見学会を実施することにしました。      

川崎市への要望と回答

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水の会は神奈川県内の諸団体と共同行動を毎年続けてきました。今年の3月に川崎市に申し入れした回答が届きましたので紹介します。  皆様からの感想。ご意見お待ちしています。 秋に川崎市上下水道局の方を招いて学習会を予定しています。会は、地元の自己水源を活用する浄水場は必ず必要になり、復活できると思います。井戸のほとんどが残ったのがその根拠です。詳しくは次回にお伝えします。hzc00317@nifty.com 町井弘明 2020年6月16日 かわさきの安全でおいしい水道水を守る会 代表 町井弘明 様 第45回全国公害被害者総行動 神奈川共同行動実行委員会 実行委員長 住谷和典 様 川崎市上下水道局 持続可能な開発目標(SDGs)を推進し災害に備え安定した水確保のための要望書に対する回答 周知のように、2015年9月に国連サミットで採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」に示されている持続可能な開発目標(SDGs)は、17のゴール・169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。 SDGsは発展途上国のみならず、先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり、日本としても行政をはじめ各企業、教育等において積極的に取り組んでいます。外務省では「SDGsを通じて、豊かで活力のある未来を創る」と呼び掛けて、SDGsを原動力とした強靭かつ環境にやさしい魅力的なまちづくりの展開を推進しています。 17のゴールのうち目標6(安全な水とトイレを世界中に)、目標11(住み続けられるまちづくりを)、目標13(気候変動に具体的な対策を)のように、生活空間のインフラの安全・安心のために緊急対策の重要性を掲げ、目標9では、強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図るとしています。 私達のまち川崎市の市民が水を確保して安心に暮らし、「最幸のまち」であり続けるためには、このSDGsの考え方に基づいた早急な対策が求められます。川崎市は国からSDGs未来都市に選定されましたが、市長のご理解ご指揮の下、各関係部署で以下の提案をご検討ご協力いただき、SDGs先進都市として発展することができますように要望します。 1 生田浄水場用地の有効利用を図る事業