10月12日 市民の意見を届けた川崎市上下水道局出前講座 

10月12日 多摩市民館大会議室で開かれた学習会は市職員5名市民40名で、率直な意見交流ができました。 参加者の一人から次のような感想が寄せられました。生田浄水場復活の声も伝えられました。    「昨日の学習会、とても興味深く、大変勉強になりました。 特に、老朽配水管施設や浄水施設の耐震化が100%であり、全国的に見てもトップクラス である事、災害時に備えた開設不要型応急給水拠点(避難所となる全市立小・中学校) への整備が令和5年度で完了する事 ・長澤浄水場のろ過池への覆蓋化の完了 ・生田浄水場の水に関しても、浄水場は廃止されてしまって残念ですが、災害用さく井が7か所残されて 水質検査がなされようとしている事(工業用水の井戸6井だけでなく以前使っていた飲料用の井戸、使っていなか った水質の良い中野島の井戸も管理されている;町井注) などなど、川崎市の水の問題が進んでいる事(全てでは無いでしょうが)は、 皆さんの「かわさきの安全でおいしい水道水を守る会」の運動の成果なのではないでしょうか。 要望 生田浄水場用地の有効利用を図る事業について川崎市の事情によりいつでも用地の一部返還できるよう にしてください。 回答 用地を公用または公共用に供するため必要が生じたときは契約が解除できるように契約する。と私たち の要望が通りました。 なお回答の一部は以下の通りです 【質問4-1】(Ⅲ:再質問3) 近いうちに起こりうるとされている地震や、火山の噴火による火山灰に備えて151万人の水を確保するため にどのような対策を講じていますか。取水設備、導水設備、浄水設備、配水設備などの各設備の地震対策 及び火山灰対策について説明してください。 【回答】 本市の水道は、相模川水系を水源とした長沢浄水場と、酒匂川水系と相模川水系を水源とした神奈川県内広域 水道企業団からの受水により給水しています。 水源については、水源を共にする県内水道事業者や企業団等と連携し、相模川水系の相模ダム、城山ダム及び 宮ケ瀬ダムの一体的な総合運用や、企業団の施設を中心とした相模川、酒匂川の2水系の連携によりリスク 分散を図り、安定した水源水量を確保することが可能となっております。 施設については、本市の施設として、導水施設では第1導水ずい道と第2導水ずい道により2系統化しており、 浄水施設については長沢浄水場の更新により耐震化が完了し、配水池・配水塔については、令和4年度を目標に 耐震化を進めているところです。 水道管路については、管路総延長約2,500㎞と膨大なため、震災時の市民生活への影響などを考慮し、 重要施設(市立小・中・高等学校等の避難所及び重要な医療機関)への供給ルートの管路や地震時の被害が 懸念される老朽配水管を重要な管路と位置付け、優先的に耐震化を進めています。重要な管路の耐震化は 令和4年度に完了する予定です。 災害時に備え、こうした取組を進めるとともに、水道水の安定給水に支障が生じた場合でも、登戸地区や 町田地区において東京都との連絡管を整備しており、緊急時には水道水の相互融通が可能となっているほか、 ご家庭で水道が使用できない状況となった場合に備え、2池以上ある配水池・配水塔の1池に緊急遮断弁を整備し、 運搬給水等の応急給水に使用する水量の確保が可能となっております。さらに、従来からある応急給水拠点に加え、 その利便性を高め、より迅速な応急給水を図るため、給水器具の設置等の手間が無く利用できる開設不要型応急給水拠点 の整備も進めており、令和5年度に避難所となる全市立小・中学校への整備を完了する予定です。 また、富士山が噴火した場合の火山灰の影響については、極めて広範囲に火山灰が堆積することが 想定されており、本市においても、降灰により水質や施設・設備などに影響を受けることが考えられますが、 いずれについても正確に評価を行うことは困難です。こうした状況のなか、長沢浄水場においては、 火山噴火による降灰から浄水処理への影響の軽減を図るため、水道施設の覆蓋化を推進しております。現在、 ろ過池の覆蓋化が完了しており、沈でん池及び活性炭接触池についても、今年度中に順次覆蓋化を行う 予定です。            

コメント

このブログの人気の投稿

川崎の水道は今どうなっているのか、災害時の水道は大丈夫か、生田浄水場の今後は 川崎市上下水道局出前講座

川崎市への要望と回答

川崎市上下水道局との懇談会